【事例】地域振興の飲食店+文化スペース「ポップカフェ」

ポップカフェ

平成21年、内閣府・地方の元気再生事業に選定された「越前おおのポップカルチャー創造エリア」の一環として企画運営しました。

古民家やお寺など片田舎ならではの建物資源を活用して、都会のアーティスト・クリエーターに創造スペースを提供、伝統風土と大自然の中で創作を行なうことにより、都会のアーティストにとっては創造力アップ、地域住民にとっては新しい感性や価値観に触れることができる。地域の存在感アップ、住民の意識改革、定住促進につなげる。という事業コンセプトを構築、その一環でこのスペースを企画運営しました。

コンビニ跡を活用

当初は古民家や商店街の空き店舗を活用する予定でしたが、設備や予算の関係で、改装がしやすく駐車場も備えたコンビニの跡を活用。

コンビニ跡
コンビニ跡

飲食メニュー

さといも、芋茎の甘酢、そば、ホルモン、ニシンの糠漬けなど、地元の特産品を少しモダンに活用したメニューをコーディネーターと共に考案。

飲食メニュー

ギャラリー

コンビニ跡の無機質な壁などを逆利用。空き缶アート、ガラス細工など、アートやハンドメイド作品の展示を行なうスペースとしました。

ギャラリー
展示

ワークショップ

展示作品に合わせてそのアーティスト講師による手作りワークショップを開催。

ワークショップ
ライブ
和太鼓

飲食カウンター

この地域は森林が豊富で木工所も多い。私の実家の納屋にけやきの大木が十分に乾燥して眠っていたため、それを活用、木工職人に依頼してモダンな飲食カウンターを製作。

店内

この事業は初頭2年間、さらに継続の予定でしたが、事業決定後に民主党政権になり、この地域だけでなく全国の同事業が1年に短縮、予算も削減されたため、この企画も短期間で終了となりました。

地域特産品でのモダンメニュー、ハンドメイドブーム、ワークショップなどのシェアスペースといった社会潮流を先取りした施設だったと自負しています。また地域振興の課題や効率的な実施方法などを経験を持って得ることができました。いろいろなご相談を承ります。どうぞお気軽にご連絡ください。

Y. Sasajima